クレジットカード不正利用の話&ミャンマーのクレカ事情
今朝、珍しく日本の番号(携帯電話を050plusに転送)に着信。
内容は三井住友カード・セキュリティなんとかかんとかからの、
不審なご利用に関する確認。あ、やられたか、と思った。
住「いつもの違う利用パターンを検知してご連絡しました。」
「今朝早朝、メルカリや、アマゾンでお買い物をされましたか?」
私「いえ、していません。」
住「昨晩、エアアジアの航空券を購入されましたか?」
私「はい、それはしました。」
そんなやり取りがあり、あえなく海外用メインカードは利用停止に。
最近のこのカードの利用用途はこんな感じ。
正直、そんなに変なところでは使っていない。
一体どこから漏れたんだろう、、、
そして不正利用されたサイトがメルカリというのが気になる。
ということは、日本人(かそれに近いところ)に情報が渡っている?
逆に一層の事、マレーシアから不正利用、とかの方がスッキリするのだが、、、
実はこのカード、以前も不正利用されたことがある、曰く付きのカード。
今回はカード会社負担で再発行となったが、
生憎日本に帰る予定がなく受け取れない。
このカード、海外サイトでも弾かれる率が低く、使い勝手が良かったのだが。
仕方ないので、もう一枚のカードを海外用に転用するか、、、
ところでヤンゴンに来てから、2枚ほど国際ブランドのカードを作った。
今のミャンマーは、やっとクレジットカードが登場して、
一気に普及が始まっている段階。
ただし、外国人はNRC(=国民登録証。写真付きの紙をパウチ加工しただけ)
を持っていないため、基本的には作れないはず。
ただしここはミャンマーなので裏道はあるはず。
なんと、World MasterCardまで登場した。
月収要件はUSD 7500/month。普通の出稼ぎ日本人レベルでは無理である。
今まで海外に行く人は、World Travel Card
(日本でいうと、Travelexのキャッシュパスポート)を作っていた。
このWorld Travel Card、Visa payWaveもついて一見イケているが、
入金するのに(確か)数%の手数料を取られ、
明細発行、残高照会等全て銀行店舗で、手数料を払う必要ありという、
非常にいけてないカード。
ただそれでも、やっぱりpayWaveが便利で、
入金したものをチビチビと少額決済に使っている。
その後1年ほど前に登場したのがJCB Debit。
MPUというのは昔からある、ミャンマー国内専用のデビット決済。
(が、PINとサイン両方必須な上、大抵端末の電源が入っていなくてとてもイケてなかった)
それにJCBデビット機能をつけたのが写真のカード。
発行手数料400円、年会費無料なのに、JCB Platinumがついているので、
実はシンガポールやバンコク、中国、日本等の空港ラウンジが使える。
日本でゴールド年会費払っている人からすれば、
「はっ?」っていう感じだと思う。
ラウンジは来年から一部で回数制限が入るようだが、、、
JCB Platinum Airport Lounge Service | JCB Global Website
これらミャンマーの2カード、とても怖いのが、
利用明細が存在しない上、不正利用の補償について
本当にちゃんとやってくれるのかわからない点。
(Open your bills promptlyと書いてあるが、そんなもの届いたことがない(笑))
まず絶対、不審な利用のご連絡、なんていうのはない。
一応、
- You can apply the Dispute Form for your unsatisfied/unauthorized transactions within 120days. Applications for Dispute Form for the over 120 days transactions will not be accepted.
という記述はあるけど、実際はどうなんだろう、、、
正直今のミャンマーの銀行の体制では、
特に海外のでの不正利用を調査するのは難しいのではないかと思う。
少なくとも、外国人が交渉して取り戻すのはほぼ不可能だろう。
ミャンマー人にしても、そもそもクレジットカードリテラシーの問題で、
不正利用されるという意識があるのか非常に怪しい。
ただ(これも信じられないことだが、)
ミャンマーのクレジットカードは、
毎月利用額を振り込みに行かないといけないので、そこで気付く可能性もある。
なんだかんだ言って、日本のカードは、
年会費とってるだけあって、そこはちゃんとしているなぁと思った次第。
あるいは年会費基本無料のセゾンカードなんて、本当にすごいなぁと思う。