8~9年前と比べて、飛行機(ANA)の値段は上がった?下がった?
旅行記を少しお休みして、航空運賃の話。
何気なくyoutubeを見ていたら、懐かしいCMがリコメンドされた。
10年ほど前ながら、覚えている方も多いのでは?
あぁ、この頃のANA
(まだファイブスターではなく、4スター日本人向けエアラインだった頃)は、
私的には良かったなぁと、感慨にふけってしまった。
この頃の私は完全にANA派。
初海外出張の後、残りをCMの「旅割」と「スーパーエコ割」を使って、
いわゆる修行をしてプラチナを取った。
初海外の帰りの半券。行きはマイル事後登録で送ってしまった。
さて、この「スーパーエコ割」、実際には安かったのだろうか。
意外にも、当時の購入記録が残っていた。
約9年前、おそらく最安値の東京・ニューヨーク往復。
お値段は117,730円。
確かこの時は、サーチャージが5万円とかだったはず。
その翌年、複雑な旅程。
JFK行きが高かったので、こうなった。
お値段はサーチャージが下がって86,150円。
しかもNH012便はビジネスへインボラ。
後にも先にも、日系でのインボラは、修行完了直後のこの1回のみ。
参考価格、今年の日系および、
共同事業の米系便(基本的に同一価格)の、閑散期JFK行きお値段。158,580円。
6月も9月も、ほぼ同じ値段だった。
中国系を使うとこんな感じ。8万円から9万円。所要時間は倍。
ここまでをまとめると、
米国行き : 8~9年前と比べ、かなりの値上がり。
特に共同事業(JV)開始後は、談合じゃないの?っていう感じの値付け。
昔の直行便=今の中国・アジア系の経由便ぐらいか。
感覚的にはそんな気がしていたけど、今回確認してみたら実際にそうだった。
続いて同じ年のシンガポール 行き。43,900円。
こちらも若干上がっているものの、そんなに違わない印象。
アジア内の場合、LCCなり競合がいる分、日系が高くても影響は少ない。
そして実は値段だけではなく、マイルの付与率が大幅に改悪されている。
(ラフな計算なので、誤りがあってもご容赦いただきたい。)
昔 : スーパーエコ割は70%加算
現在 : 最安運賃は50%加算
NRT-JFKの場合、昔 4762マイル、現在 3362マイル。
さらにプラチナの場合、なんと4割以上改悪。
昔 : 70%+ボーナス100% = 170%
現在 : 50%+ボーナス(50%×95%) = 97.5%
NRT-JFKの場合、、、もう計算する気がなくなる。
加えて、実は当時はボーナスマイルで、マイル倍付までやっていた。
単に8万円そこそこの航空券で往復するだけで、実に3万マイル程度獲得できた。
貯めに貯めたマイルを使って、
ファーストクラスでアジア周遊したのもまた思い出。
ちなみに当時は、ANAの米国本土行きは当然全て成田発で、
NH1,2便 ワシントンDC
NH5,6便 ロサンゼルス
NH7,8便 サンフランシスコ
NH9,10便 ニューヨーク(JFK)
NH11,12便 シカゴ (就航ほやほや)
欧州行きも、
ロンドン・パリ・フランクフルト、以上。
この頃はサービスも良かったし、シートもそれなりにゆったりとしていた。
(少なくとも、777で横10列の奴隷船なんてなかった)
ラウンジはいくらか炭水化物の提供が増えたものの、
便が激増しても、キャパその他、根本的なところは変わらず。
まとめると、やはり「4スターの頃の方が良かった」と言ったところだろうか。