OD553 RGN to KUL (Malindo Air) in 2018
再び場所はヤンゴン に戻って、これは今から2年と少し前のお話。
いつも通り週末にKLへ脱出すべく、今回は(当時)最近就航した、超レッドアイフライトのマリンドエアを選んでみた。
(注)ヤンゴン-KL間のフライトは、宗教情勢(ラカイン州)により需要と供給が左右されるので、これはあくまで当時のお話
金曜日の夜、いつも通り出発時刻の1時間半前にアパートの下にGrabタクシーを呼び空港へ。平日の帰宅時間帯を除いて、大体20~25分もあれば空港に着くので、大丈夫、、、
ではなかった。
なぜか当日、ダウンタウンから空港へ向かう途中の人民公園(People's Park)でのイベント開催で大渋滞。22時ごろまで大規模イベントなんてヤンゴンでは珍しいのだが。
Grabの指示通り運転すれば余裕で間に合うはずだったのに、言うこと聞かないと決めたら意地でも聞かないミャンマー人、この指示を無視。私からもそこ突っ込むと渋滞にハマるよ、と言ったのに無視。
そして見事に身動きが取れない状態に。今は変わっているのかもしれないが、ヤンゴンのGrabは全部タクシー。アプリに指示をされるのが余程嫌なのか、自分の土地勘に自信があるのか、全く指示通り走らないので要注意。
結局空港に着いたのは、出発38分前。基本45分前までは待ってくれるヤンゴン国際空港、微かに期待しながらカウンターへ向かうも、既に無人。
実はこの時、オンラインチェックイン済みの搭乗券は持っていた。ただしヤンゴンで使えるかは記載がなかった。最後の悪あがき、これも搭乗券と書いてあるだろ、とイミグレ突破を試みる。
結果、あっさり入り口のパスポートチェック係に止められる(笑)
この係、英語通じない。幸い通りがかりの親切なミャンマー人が英緬翻訳してくれて、マリンドの人を探してくれることになった。ただしもう出発22分前。
KLまでの往復はUSD118。最悪片道捨てて、明日のエアアジア買い直しかなと思いながらひたすら待つ。
最終的にこんな怪しい搭乗券で乗れた。イミグレのちょっと位が高そうなおっちゃんに「今回は俺が通してやるけど、次はダメだぞ。今回だけだからな」と言われながら。
ちなみにミャンマーの位の高そうな公務員は趣味で仕事をしている人たちが多いので、こう言う場面で賄賂やチップは不要。少なくとも一般外国人に対しては、ヤンゴンでは表立ってはそう言う習慣はないし、逆に10ドル挟んでどうとなると言うこともあまりない。それも住みやすかった理由のひとつ。
数分前に駆け込んだ機内はガラガラ。しかも非常口座席貸し切り。
飛行時間は3時間弱のフライトだが、時差が1.5時間もあるので、23:55発4:10着とそれっぽい夜行便に見える。
そして自称FSC(プレミアLCC?)なマリンド、個人画面も付いてれば機内食も出た。
まさにスナック。
(注 : 無料配布は廃止されたとのこと)
この時はうとうとしたくらいで、寝る間も無くKL着。
ターミナルはKLIA本館。
始発のぼったKLIA EkspresでKL Sentralに移動。
Sentral駅(XKL)の所々に残る、日本語付きの白地のサイン。おそらく2001年開業時のもの。馬・英・日の三カ国語表記がいつの間にか馬・英・(中)に変わりつつある。それがマレーシアから見た日本のポジションなのかも。