ジム : ヤンゴンのジムが突然潰れた話
海外では、スポーツクラブが突然倒産するのはよくある話。
有名どころでは、カリフォルニアフィットネス(シンガポール・香港・大陸)が最近潰れた。
ここは都度利用が安かったので好きだったんだけど、、、
あとはTrue Fitnessも。ここは突然ではなかったけど。
あぁ大変だなぁ、と思っていたら、明日は我が身だった話。
ある土曜日の朝、さてジムでも行くかと思って
Facebook(ミャンマーでは公式サイトを持っているところは少なく、基本Facebook)を見ると、、、
金曜の閉店後に、潰れてた。
潰れたのはダウンタウンのジム、Move Myanmar。
開店してから、もうすぐ2周年といったところで。
でも会費は返金するといっているあたり、
そもそもこのジムって、誰かの趣味で経営していたのかなぁという感じも。
ミャンマーの金持って、本当にやばいぐらい金持なのであり得る話。
イントラにも知らされていなかったらしく、
この土曜日、偶然スーパーでばったりあったイントラに、
「潰れたらしい。来なくていいと言われた。それ以上何もわからない」と話したのを覚えている。
小さいジム、小さいコミュニティ。
最終的には潰れた内情も全部知ったんだけど、、、
まぁこのくらいでやめときましょう。
思ったのは、この街でビジネスするのは、そんなに簡単じゃないってこと。
ちなみに2年間で、日本人は私を含めて3名いたけど、
お二人とも違う国へ旅立たれた。
現地採用で、いろんなご苦労があったらしく。
結局返金は行かなかった。大した額じゃなかったし、
この時は回数券しか使っていなかったし、記念に置いておきたかったので。
インストラクターは、最初はタイ人2名、フィリピン人、白人の女性イントラが居たけど、
閉店時点ではタイ人1名とミャンマー人に。
それはそれで、正しい方向性だったんだけど、、、
基本刺青。日本のコナスポだと、入店拒否されそうな人たちばかり(笑)
会員も、会費が日本と同じぐらい(USD60とか)するにもかかわらず、
普通に学生とか、奥様とか、そんな人たちばかり。
手に持つのはiPhoneばかり。
私たち出稼ぎ日本人なんて、はっきり言って、中より下。これが東南アジア。
当初は結構賑わっていたのだけど、最期は本当に客が少なかった。
遅刻して行っても、私が着いたらレッスン開始、みたいな。
人生初のマンツーマンスタジオレッスンもあった。
ボディコンバットは、ほぼ私のために開講されていた(笑)
スタジオ。結構広い。30人ぐらいは余裕。
そしてボディパンプ用スマートバー(日本でも入っていないところが多い)導入。
でも10人以上入ることなんてほぼないので、
本当に広々使えた。
なんだかんだ言って、やっぱりここは好きだった。
最近前を通りかかったら、看板も撤去され、トレミもなくなり、、、
あぁ本当に消えちゃったんだって感じ。
ここにいたメンバーのうち何名か1は、今は別のジムへ。
そしてここの初期メンバーのイントラ(タイ人)も、そのジムへ。
見学に行った時は「まるでMove2だね」と笑った。
それでもやっぱり、繰り返すようだが、ここが好きだった。
大切な場所がなくなると、こんな気持ちになることも知った。
私の人生の、想い出帳の1ページ。